内閣府の調査から見えてくる、オタクの男女差

平成23年(2011年)、20代・30代の男女 10,000人(男性5,484人+女性4,516人) を対象に、日本の内閣府が「結婚・家族形成に関する調査」というものを行いました。題名の通り、どれぐらいの人が結婚をしたがっていたり、「男性は仕事、女性は家を守る」といった考えを持っているのか、という調査です。

しかし、この一連の調査データの中に、すこし面白い項目を見つけました

設問:メディアの中のキャラクターに恋をしたことがあるか

つまり…これは、あれです。二次元萌えや、アイドル萌えを性的欲求の発散に繋げているか、ということなのでしょう。このエントリではそれらを総称して「二次元萌え」と呼ぶことにします(TVの中に居るAKBやSMAPといったキャラも二次元と呼んでいいのかは、すこし疑問もありますが…)。

「萌える男性」は、実は女性の半数以下である

二次元のキャラクターに恋をしたことがあるか:男性
メディアの中のキャラクターに恋をしたことがあるか:男性
※クリックすると等倍表示

*出展:「結婚・家族形成に関する調査H23(内閣府)」

↑のグラフと比較して解る通り、メディアのキャラクターや登場人物に恋をしている男女の比率は、女性の方が有意に高いです。

二次元のキャラクターに恋をしたことがあるか:女性
メディアの中のキャラクターに恋をしたことがあるか:女性
※クリックすると等倍表示

*出展:「結婚・家族形成に関する調査H23(内閣府)」

全体に占める割合では、女性は段数の2倍、「メディアに萌えて」いることになります。

女性は、結婚しても二次元萌えを諦めない

調査の中には、各属性(既婚・恋人なしなど)それぞれの人数も記載されていたので、もっとデータを読み込んでみましょう。

「二次元に萌える男性」は 既婚 約453人 対し 未婚男性は約48人です。女性は未婚 約1,090人の「二次元萌え」に対し、既婚になると 約132人です。
性別と結婚の有無における、二次元萌えの比率は

男性既婚:男性未婚 → 48:453  ≒ 10.6:100.0
女性既婚:女性未婚 → 132:1,090 ≒ 12.1:100.0

となります。未婚者を100とした場合、既婚者は男性10.6に対し女性が12.1であり、2割という差は有意であると捉えて良いでしょう。

女性は、結婚しても二次元萌えを止められないひとが、男性よりも確率的に多い

という論を推することが可能です。

同人誌即売会の参加者は、ほとんどが女性ではあるが…

とても意外な調査結果です。アニメ・マンガ・芸能人を題材にした同人誌即売会で、女性の参加者数が圧倒的に多いのは、これまでの経験からよく知っていました(開催側にいたときデータも取っていましたが、女性の割合が67〜86%にいつも納まっていました)。

しかしこの内閣府調査を読む前は、二次元萌えとは、男性の割合がほとんどだろう思っていました。女性は、もうすこし二次元と三次元の境界に折り合いをつけていると思っていたからです。

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