赤外線写真のカラースワップ(Labカラー編)

以前のエントリでは、RGB編ということで、RGBチャネルを利用したカラースワップを紹介しました。今回のエントリでは、赤外線写真の偽色技法のうち、Labカラーモードを利用した、Photoshopによるカラースワップを紹介します。(後述しますが、無料のGIMPではちょっと手間がかかるので…)

あらかじめ、デジカメ側でホワイトバランスを調整済み

デジタルカメラについている、マニュアルホワイトバランスで、木の葉に調整した後で撮影したデータを使用します。メーカーによっては「SETモード」という名称だったりするようです。
(→ マニュアルホワイトバランスの記述は こちら をご参考下さい)

DMC-FX35 + SC70 による赤外線写真(東京・上野)
DMC-FX35 + SC70 による赤外線写真、カラースワップを行う前(東京・上野)

この写真は、SC70 を装着し 700nm以下の波長をカットして撮影した赤外線写真です。これにLabカラースワップを施しましょう。

カラースワップの手順(Lab編)

メニューから、イメージ → モード → Labカラー を選択します(下図)。

モードメニューから「Labカラー」を選択します。

そして、チャンネルパネットから aチャンネルと bチャンネル を2つとも選択します(下図)。

Shiftキーを押しながらクリックすると、少ない手間でカラースワップを行えます。

イメージ → 色調補正 → 階調の反転 を選択します(下図)。

選択したチャンネルの階調を反転させます

チャンネルを全表示すると、結果を見ることが出来ます(下図)。

Labチャンネルをクリックして、結果を見られます

これでカラースワップは完了です。スワップした結果、以下のように写真が色づきました(クリックで拡大表示)。

赤外線写真で撮影した上野公園
Labカラースワップを施した写真
(クリックで拡大表示)

RGBのカラースワップ写真と比較してみますが、空や樹木などの色が違う様子を見て取れます。RGBスワップだと淡いピンク色の樹木や草が、Labスワップでは砥の粉色〜卯の花色のような色合いなのが見て取れます。

P1120468-rgb
RGB カラースワップの赤外線写真。
(クリックで拡大)

RGB スワップと Lab スワップは、単純に、雰囲気の違いであり、好みの問題だと思います。どちらのカラースワップでも、どこかの色が情報が失われたりはしないので、好みで使い分けてよいのではないでしょうか。

GIMP 2.8 にはLabカラーモードが無い…が、

GIMP 2.8 には、Labカラーモードそのものが搭載されていませんが…
GIMP 2.8 には、Labカラーモードそのものが搭載されていませんが…

無料ソフトの「GIMP 2.8」には、Labカラーのモードがありません。

ただし、Labカラースワップを出来ないというわけではありません。

ただ、その手順は少々煩雑で、途中経過がわかりにくいものでした。
そのうちこのブログに描くか、もしくは年末に予定している同人誌に掲載するかもしれません。

LabカラースワップはPhotoshopで行うのが手軽だと思います。

たしか、COREL の PAINT Shop Pro にも、搭載されていなかったと思います。このページをご覧の方から「このソフトならLabカラーのスワップが手軽にできるよ」と、お知らせ下さいましたら幸いです。

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