福岡演劇の展望を語るパネルトーク

福岡演劇の展望を語るパネルトーク諸事情あって福岡に行く用事ができたので、ほんじゃ…て軽い気持ちでぽんプラザ「福岡演劇の展望を語るパネルトーク」へ。4部構成のイベントで、
1部:福岡で活動する劇作家・演出家によるパネルトーク
2部:大学演劇部の学生によるパネルトーク
3部:福岡から東京公演を実現した方のパネルトーク
4部:アートマネジメント関係者・舞台活動有識者によるパネルトーク
となっていたので、1部と4部のチケットを買う。(2部・3部の時間は隣の映画館でエミリー・ローズを観て過ごす)

うーん…「展望」を語っているのは4部のラストあたりだけで、あとは現状認識ばっかりしてたような。1部なんぞほんまに内輪の暴露話。いやそれならそれで「聴講者に関係者がいるのでバラせない…でも喋りたくてウズウズ…ついに喋ってしまって明日はどっちだ」てな話も面白いのだが、なんかホントに遠慮して喋ってない雰囲気。藍色りすとの座長さんに至っては「私の話は、(18:00からの)懇親会でお話します」である。それじゃ何の為に金払って話を聞きにきてるんだか。
出演者の皆様は若手からベテランまで揃っているので、だからこそ「こんなんやって組織を維持してきました」「あんな危機がありましたけど、そんなカタチで乗り切っちゃいました」とかそーゆー話を聞きたかった。このテのパネルトークで私が一番期待してるのは、若手がミもフタもないことを言って、それにベテランが絶句するような場面である。…だって、そうでしょ? その時にこそ、普段意識していない(見ないフリをしている)何かが、浮き彫りになるのだから。

良い脚本とは、役者が噛みやすい言葉が無い事だと思う
──非売れ線系ビーナス

て話は良かった。これは決して平易な単語だけを使うって意味じゃなく、音がキレーな会話を模索している、という意味なのだろう。
で、これについて藍色りすとの座長さんも同意し、「稽古で役者が噛んだ言葉は、台本から削除したり別の言葉に置き換える事もある」と発言。ところがこれに飛ぶ劇場の座長さんから異論が出る。「それは役者を甘やかしているのではないか」と。

まさか稽古で噛んだ台詞を全て削除してるわけでもなかろうし、こういうのは程度の問題であろう。私は劇作家でも演出家でもないので「仕事」の観点から述べるが、とりあえず目の前にある材料だけで、なんとかこなしちゃうて態度は、継続性のある業務をこなす秘訣である。芝居作りに「芸術の探求」と「安定した品質」という二つの思想があるとして、どっちの比率を高く考えるか…という事ではないだろうか。

4部は話を振られたヒト達がのきなみ「え、私ですかぁ?」と素っ頓狂な声を上げるし、それに続く言葉が上ずってる(半オクターブ高い声な)ので「何を喋るか、全然考えてきてない」てな印象…。劇作なり演出なり、継続性のある劇団運営というものを理想の技術継承形態と考える(まったく同意である)ならば、それが実現するような方向性だとか手法だとかといった「音頭の取り方」みたいな各種提案が、もっとなされるべきではないだろうか。
為になるのは、助成金の金額と連絡先の電話番号を述べ合うラスト15分。こういう生臭い話を一番聴きたい。

AirMacを入手

AirMacパネルトークの後は、マックサポート福岡によって、Steve氏から頼まれていた AirMac カードを購入。一昨日早口でまくしたてられた英語から「PowerMacG4 を入手したのはいいが、無線LANカードがG5用の Airport Extremeしか売ってないのでネットに繋げない(彼の宅が日本建築なので、ケーブルを這わせにくい)。どっかで買えないか。」て意味を拾い出すのは大変だった…。てゆーか、AirMacカードって、外国では「Airport card」て名前なのか、へぇ。

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