９時近くに起床し、前日にコンビニで購入した1.99$サンドイッチで朝食（物価は日本と同じである）。

朝食後、昼近くまで遊睡君が二度寝したので（そりゃ残業続きの毎日に加えて、前日のAM2:30着のフライトは疲れるわな）、昼からホテルを抜け出して「カプリチョーザ」で昼食のピザと炙りサーモンを食す。ピザはチーズとバジルがたっぷりでそこそこ美味いが、炙りサーモンは大味であった。…にしても、サイズがどれもこれもハンパじゃない。ピザ１枚とサーモン１皿、そして付け合わせのライスで３人前よか多かったぞ（テイクアウトする気もおきない程だ）。ウェイター／ウェイトレスはチャモロ人とアフリカ系黒人。

街歩き＋買い物

気温は摂氏30度近いと思われるが、この国の温度計の単位は華氏（Ｆ）とケルビン（Ｋ）なので、気温計が読めなかった。…いま思い返せば、「絶対零度」が摂氏-273度だから、ケルビン値から273を引き算するだけで良かったはずではないか。暑さと観光気分で頭がイカれていたんだな。

…それはともかく、グアムの気温は高くても、佐賀県の夏みたく「34度のウダウダ感」はないし、日陰の風は涼しい。常夏の島はもっと暑いものと想像していたが、最高気温が30度を超える事は少ないらしい。意外だが、この気温なら「夏の避暑」としても悪くない快適さかもしれない。

珊瑚礁の砂浜は、珊瑚の破片が多いからサンダル必須

海で泳ぐ為に、ＫマートやABCストアで水着やサンダル・タオルを購入（サンゴの破片がゴロゴロしているので、サンダル必須）。

遊睡君に指摘されて気付いたが、海の近くでも「潮の匂い」がしない。有明海沿岸や博多港でするような、あの香りがゼロである。

海水浴…海の青さと浜辺の白さについて

…で、海水浴である。見ての通りの瑠璃色の美しい海。海水の透明度が高いだけでなく、白い砂で日光が反射しているので、ことさらに美しい。珊瑚が群生している所は縹色（はなだ色）になっている事からも、砂の白さが想像できると思うけど…いかがでしょ？　オレが見てきた日本の海岸（湘南とか虹の松原）とはまったくの別種の砂で、サンゴの砕けたものなのだろうな。…砂と同じ色をした、貝や珊瑚の破片が混じっているし。

海の中は、熱帯魚が泳いでいるのにもビックリ。↑で書いた「縹色の箇所」に行くと（海岸からわずか50m程度だ）、水族館や熱帯魚屋で見るあの魚…チョウチョウウオやムラサメモンガラとか…が、サンゴの周りにゆうゆうと泳いでいるのが感動的。ムラサメモンガラは、オレが近づくと体当たりをしたり足の指に歯を当てたりして、縄張りを主張してくる。いやアンタの餌を獲る気はないからさ、観光地の芸人として少しは愛嬌を見せてくれてもいいではないか、なぁ。

子ども達の伝統舞踊が可愛すぎる！

街を歩いていると、現地の子供達が踊りを披露していた。…いやこれは観光客向けの興業というよりは「地元の子供達が習っている伝統舞踊の発表会」て感じで、幼児・小児と年齢が上がっていくにつれて踊りが洗練されてくるのが可愛い。

…可愛いといえば、チャモロ人の子供達に混じって、一人だけラテン系の女の子が踊っていたのが印象的。まさか観光客の子供ってわけでもなさそうなので、スペイン領だった頃に住み着いた白人の子孫なんだろうな。…でなければ、米軍関係者？

実銃射撃で感覚を知る

グアムに来て「絶対やるぞ」と決意していた２つのうち１つが、この実銃射撃である。S&Wのリボルバー38口径と、44マグナム、コルトガバメント半自動拳銃を12発ずつ射撃、計36発で45$。…まぁタモン地区では平均的な価格か。ファクトリー弾（実包）とのことである。

撃った感想？　漫画とかで「素人が撃っても、10m先の目標にはなかなか当たらない」とか「反動が強くて、慣れない人は手首を痛める」といった台詞があるけど…全部ウソだよ、ありゃ。

初めて撃つオレですら、15m先の目標にホイホイ当たる。２発に１発は「これが人なら胸や腹に当たってる横幅」に集弾する。反動は確かに強い（44マグナムは連射できない程だ）が、22口径とか38口径は女の子の細腕でも撃てる程度だろう。実際、ハタチくらいの日本人の女の子が、２人で撃ってたし…。

確実に言えるのは、この「武器」は、銃口を向けた相手との人間関係を一瞬で、そして確実に破壊する事である。…いや「殺す」て事じゃなくて、「信頼関係を」という意味ね。だってさ、ナイフとか向けられても、その距離が５mくらい空いていたら『タチの悪い冗談』でなんとか収まりそうじゃないか。

ところが、拳銃ではそうはいかない。右人差し指を軽く引くだけで、照星の先に着弾するという絶対的な優位性は、絶対に冗談なんかで済まされない。映画や漫画、芝居のように「銃口を向けられたら、とっさに身をかわす」なんて事ぁムリである。「身をかわす」てのは相手が速射しないという信頼関係がないとできない事だもの。