福岡で採れる燐灰ウランに、紫外線を当ててみる

福岡市西区・永垂山のズリ置き場
試験鉱山跡地

福岡市の西区、姪浜から糸島につながる海沿いに、「永垂山」という小さな山があります。この周辺は日本でも有数のペグマタイト産出地です。

ペグマタイトという岩石には、レアメタルとして重要なリチウムが含まれていることから、旧日本軍による実験鉱山が存在していました。 しかしリチウムの含有量は大した事がなかったらしく、そのまま放っておかれています。

いまは、試験鉱山のときに掘り出され、役に立たなかった石(ズリ、と呼ぶそうです)が捨てられています。

このズリ捨て場で採取された、燐灰ウランが含まれている石を入手しました。

燐灰ウラン石

ペグマタイトには、まれに「燐灰ウラン(autunite)」が二次鉱物として含まれています。燐灰ウランは、紫外線を当てると緑色に蛍光する性質があります。

ブラックライトで照らしてみましょう

紫外線源としては、カホパーツなどで売っているブラックライトで充分です。パスポートやお札を調べる強い物で1000円ちょっと、小型のものなら200円程度で買うことが出来ます。今回は200円のものを使って、照らしてみましょう

燐灰ウラン石

カメラの都合で青白く見えますが、肉眼では緑の蛍光色に光っています。

ウラン鉱石なので、放射線が出ているのでしょうけど、微量の天然ウランなので、線量はたいしたことはありません(温泉地レベルだと言えば良いでしょうか)。 ペグマタイトは鉱物として珍しいことから、比較的多くの人によって研究の対象になっています。

ペグマタイトは、海側にもたくさん露出していますが、こちらは天然記念物に指定されています。この付近で石を採取する場合は、場合によっては違法行為となることもあるので、充分に注意しましょう。

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